悪癖競走馬研究所

その馬、本当に買って大丈夫? その馬の悪癖はちゃんと知ってる? 悪癖を持つ競走馬を知れば競馬はもっと楽しくなる。たまに雑談を書いています

【川崎】関東オークス・回顧

7.0-11.0-12.9-14.0-13.2-13.9-14.6-12.7-13.8-14.0-13.3(2.20.4)

曇り・稍重 M 上り3F 41.1 4F 53.8

1着パライバトルマリン、過去3戦はマイル戦。

距離的にどうかというのはあったが、高レベルの馬。

前走の勝ち時計は古馬オープン戦と0.4差(自身が遅い)。

スタートして外のフェブランシェが出て行くと見るや引いて番手。

2周目の向正面入るまでは先頭とは少し間があった。

2周目向正面で少し詰めて、3角で並びかけていく。

フェブランシェは手応えよくない。

4角出口で完全に先頭に立ち、そのまま押し切る。

着差は1馬身差も距離不安を克服して完勝。折り合いもついていた。

パドックで落ち着いていたし、砂も被らず済んだのも勝因。

比較的湿った馬場もよかったのかも。

2着クレメダンジュ、道中内々で進めた。先行集団の後方。

中央の馬では最後方。ロスなくインインで進めていた。

2周目向正面でムチが入る場面あり。

34角の勝負所で3.4番手に上げていく。

そのときに前が開かずちょっと窮屈な場面あり。

直線で最内進路ができて抜けてくる感じでもなかったが。

図太く駆けているという印象。我慢も効いていたし。

3着メイショウオーロラ、スタート直後に外から

フェブランシェが切り込んできて少し下げざるを得ず。

ただ、それで不利になったかというとそうでもない。

そのまま左前に勝ち馬を見て外々を周る3番手。

2着馬とは最後の4角から同列で追い出したが、

伸び脚はそこまでなく、4着のメイドイットマム

鼻差まで迫られた。

7着フェブランシェ、中山ダ1800同開催2勝クラスの

勝ち時計と0.2差(自身が遅い)というハイレベルの馬。

逃げた。

ソラを使い、物見をする馬に逃げの作戦はどうなのか?

みすみす勝ち馬の目標になり、最後の34角で外から来られ

手応え悪く、そのまま後退してしまう。

ルメール騎手「物見をしながらも冷静に走っていた。

トビが大きく小回りの競馬場はよくない」と。

ペース自体は悪くない逃げだった。

実はルメール騎手、地方交流重賞

20年5月の兵庫チャンピオンシップ以来21連敗という。

騎手はえてして自分に非があっても

敗因を物言わぬ馬のせいにすることが多い。

自分のミスだと言っていたら騎乗依頼に響くからだ。

果たして本当に小回りが向かないかは、まだわからない。