ここで対象にしているのは「2勝クラス以上」の全レースです。
2勝クラス以上は全て一括りにしています。
3勝クラス、オープンと分けて分析はしていません。
ハンデ戦・別定戦・定量戦、全て一緒にして最終的に数字を出します。
3月、2勝クラス以上の4歳馬の成績は以下【1着.2着.3着.着外】で表記。
別定・定量=29.32.33.203 ハンデ戦=6.10.10.49 トータル=35.42.43.252(全372頭)
勝率0.094 連対率0.207 複勝率0.326
ちなみに前月(2月)は・・・
別定・定量=34.22.20.168 ハンデ戦=8.5.4.34 トータル=42.27.24.202(全295頭)
勝率0.142 連対率0.234 複勝率0.315
勝率が1割を切りました。
これはこのデータを採り始めて約4年で初めてです。
複勝率はむしろ前月比では上がっているんですが。
では、去年との比較ではどうか。
以下、去年の3月のデータです。
別定・定量=27.29.21.160 ハンデ戦=10.6.4.40 トータル=37.35.25.200(全297頭)
勝率0.125 連対率0.242 複勝率0.327
複勝率はほぼ同じ。勝率、連対率は去年が上。
では、世代アベレージをトータルで見るとどうなのか?
以下は去年6月~今年3月のトータルです。
別定・定量=243.193.167.1111 ハンデ戦=42.35.31.231 トータル=285.228.198.1342(全2053頭)
勝率0.139 連対率0.250 複勝率0.346
そして、以下は一昨年6月~昨年3月のトータルです。
別定・定量=256.203.143.987 ハンデ戦=58.39.35.205 トータル=314.242.178.1192(全1926頭)
勝率0.163 連対率0.289 複勝率0.381
現5歳世代は強い。
で、現4歳世代と6歳世代は同時期を並べるとレベルはほぼ同じ。
「世代別の強さ」はこのイメージ。
現5歳世代>>>現4歳世代=現6歳世代>現7歳世代 という序列。
あくまで同時期集計、現時点での話です。
現4歳世代は「上積み・成長余地」があり将来的にはわかりません。
次は1勝クラスの勝率を見てみましょう。
これは1勝クラス1レースにおいて4歳馬が勝つ確率です。
3月の勝率0.719 (全64レース 3歳馬の勝利=46)
2月の勝率0.739 (全60レース 3歳馬の勝利=38)
1月の勝率0.800 (全55レース 4歳馬の勝利=44)
勝率が今月も下がりました。
ちなみに去年の3月は・・・
勝率0.725(全51レース 4歳馬の勝利=37)でした。
これは去年が上ですね。僅かですが。
去年6月~今年3月のトータルは・・・
勝率0.737(全669レース 4歳馬の勝利=493)
で、一昨年6月~昨年3月のトータルを見ると・・
勝率0.741(全665レース 4歳馬の勝利=493)
1勝クラスも去年が上という数字に戻りましたかね。
総数・母数(全頭数)が勝ち上がりで増えていくと、
勝率・連対率・複勝率は毎月下がっていきます。
基本、右肩下がりと考えて下さい。
1.2.3着という席の数は変わらないですからね。
これを書いた当日には大阪杯がありました。
勝ったのはべラジオオペラ、4歳馬でした。
が、ソールオリエンス、タスティエーラが惨敗。
ハーパーもですが。
この大阪杯の前に「4歳馬のレベルが低い」と
やたらマスコミが言っていました。
そんなこと、この統計を取っていればだいぶ前から
気付いています。書いてる書いてる。
具体的に去年と比べて、例年と比べて…と言及する媒体は
ほぼなかったような・・・。甘いな!
結果的にべラジオオペラは勝ったけど、
全体的にはどうなんだ?って話なんですよ。