これで最後です。
残念だったのは現地観戦をできない子供達がいたこと。
学校判断で生観戦できた学校と、できなかった学校があったみたいで。
テレビでもいいんです。
子供達には観て欲しかった。とにかく、観て何かを感じて欲しかった。
障碍者への意識がいい方に変わる可能性は大きいじゃないですか。
若い時に感じておくと。
わたし個人としては、仕事なんかでも健常者と同じことができるなら
極力同列に障碍者を扱うべきだと思ってます。
もちろん、どうしてもできないことは誰かが助けてあげるべきで。
個別に色々な事情があるから全部が全部そうすべきってわけではなく。
あんまり意識し過ぎちゃうのも、ありがた迷惑なところがあるでしょうし。
昔、駅前のロータリーで白い杖を持った人が迷い込んだのか、
車道を彷徨っていたんです。車やバスが来るし危ないですよ。
完全に黄色い道しるべを逸しているし。
で、わたしは、その人を安全な歩道に誘導したんですね。
女の人で、わたしは「このあとどこ行きますか？」って聞いたら、
「スーパーで買い物していきます」と言うから、
「ついて行きましょうか？」と親切心で言ってみたんです。
そしたら、明らかに警戒心を帯びた表情で
「大丈夫です」と、きっぱり断られました。
多分、財布のことを心配したんじゃないかな？ と察しました。
財布の在り処も知られたくないでしょうしね。
だから「ここまで」ってラインはそれぞれあるんだろうなって。
あと、その時けっこう人がいたんだけど、わたしが行動に移すまで
誰も彼女を助けなかったんだよな・・・。
それもどうかと思った。
もし、そういう人が困っていたら、できる範囲で気に掛ける
そういう社会であって欲しいし子供にもそういう意識を持って欲しい。
目の見えない人で切ないのが、駅のホームで転落して死亡する事件。
けっこうあるでしょ？
ニュースを見聞きするたびに凄く切ない気持ちになるんですよね。
ただでさえ大変な人生だっただろうに、最期がこれかよ・・・と。
だから、わたしはなるべく駅のホームでそういう人を見かけたら、
本当に「可能な限り」見るようにしています。気にかけます。
目の前でホームから落ちて亡くなられたら、一生後悔するしね。
これ読んだ皆さんも、是非、駅のホームではそうして欲しいなあ。
そんくらいはしませんか？ と。
パラリンピックを観てそんなことを思った次第でした。
