悪癖競走馬研究所

その馬、本当に買って大丈夫? その馬の悪癖はちゃんと知ってる? 悪癖を持つ競走馬を知れば競馬はもっと楽しくなる。月曜日は雑談を書いています

【雑談】木村花選手の死に寄せて

コントレイル強かったですね。回顧は追って書きます。

長文になります。


本来なら、先週はダービーに向けて気持ちが昂るはずだったが、

どうにも、プロレスラー・木村花選手の死が頭から離れずにいました。

あれから毎日、木村花選手のことを想ってしまう。

最初に断っておくけど、わたしは3月にこのコロナ禍で

スターダムが後楽園ホール大会をYoutubeで無料配信し、

それを観てスターダムの面白さを知った「超にわか」です。

木村花選手、ジュリア選手の名前は前から知ってました。美形で有名だったから。

木村花選手とジュリア選手はライバル関係にあり、この動画を観たら

おおよそどんなストーリーだったかはわかるはず。

わたしはこの動画を観て2人のことがますます気になっていました。

・・・というか、これを観て彼女を「自殺する人」と思う人は

あまりいないだろうな、、、と。だって強そうじゃない。

まあ、それが、ひとつ我々傍観者の「ダメな点」であったとも思う。

彼女は役回り的にプロレスではヒール(悪役)と括られて報じられている。

※わたしは(度合として)そこまでヒールだとも思ってないが。

まず、プロレスのヒール=本当の意味での悪人ではない。

あくまで役回りであり、演じているのだ。

かつてはアジャ・コングが「お前、明日から悪役な」と会社から命じられたときに

一晩泣いた・・・という話があったが、そういうことだ。

極悪同盟ブル中野ダンプ松本も、実はいい人だったじゃないですか。

吉田豪氏のインタビューを読んだりすると、悪役レスラーほどいい人だったりする。

このコロナ禍でスターダムはいわゆる「ZOOM飲み会」的な

動画を定期的に配信をしていたのですが、まあ、木村花選手含めて、

いまの選手は昔の女子プロレスラーと違い、普通のギャルなんですよ。

みんな可愛い。キャッキャッしてて本当に普通の女の子。


【#スターダム】5/12(火)19:00~SNS推進部・木村花部長『みんな違ってみんないい!RTキャンペーンを考えよう』【#うちで過ごそう】

何度かわたしも観ていて、木村花選手は料理を作ったりしてたなあ。

可愛かった。見た目だけじゃなく、人間性が。本当に。

だから、辛い。

テラスハウス」に出てSNSで誹謗中傷を浴び、こういう結果になったと

されている。わたしは番組を一度も観ていないが、彼女の番組内での

振る舞い(演じていた?)が、一部の視聴者を凶行に駆り立てたという話。

きっと、その視聴者たちも「プロレスラー・木村花」の一面だけを観て

こいつなら強そうだから叩いても凹まないだろうと思ったんだろう。

普通の女の子だよ。

動画見たらわかるでしょう。

彼女には「SNS推進部・部長」という肩書がついていた。

そのSNSに殺されたというのも皮肉すぎる。

ダンプ松本とかの時代と違って、常に「悪役」のままではいられない

時代でもある。

ダイレクトに届く悪意に、いちいち「悪役」として返していられないし、

そんなイメージを守り続けられるはずがない。

彼女が「テラスハウス」に出たり、SNS推進部長となっていたのは、

ひとえに、類まれな「華」があるからだ。

ひと昔前で言うならキューティー鈴木選手のような。

対世間で勝負できる女性レスラー。

贔屓目なしに、女子プロレス界のアイコンになり得る存在だったし、

だから、スターダムもそういう推し方をしていたのだろう。

それは本人にも自覚はあったはず。

「いつまで出るんだ?」というスターダムの代表に対し、

「4月の大会までは、団体のためにテラハに出る」と語っていたというから。

常々「女性にもっとプロレスを見て貰いたい」と願っていたという。

団体・女子プロレスを背負い対世間を相手にしていた。

それが彼女だった。

それを思えば、周りが彼女に背負わせる分、背負わせすぎの分、

もっとケアしていたら・・・とは思う。

わたしは彼女がSNSで被害にあっていることは知らなかった。

どんな言葉を浴びせられ続けていたかは、想像がつくが、

そこはプロレスラーとはいえ、受け身を取らなくてよかったのに・・・

とは思ってしまう。

聞けば、そういう書き込みをする人の割合は0・5%以下だという。

それが、彼女の中で肥大化して、こうなってしまった。

そういう、繊細で真面目な女の子だったのだ。

女性は、たとえば「ブス」「痩身」とかに過剰に反応するでしょう。

男から見るとやせなくてもいいのに・・・という女性が「もっとやせなきゃ」

って思い込んでいたり、ブスでもないのに自分をブスと思い込んだり。

彼女が残した「愛されたかった人生でした」って。

どう考えても、愛されてなかったわけないんだよ! 

友達にも親にも、ファンにも。

だから、わたしは、もし彼女がそれに苦しんでいるのを知っていたら

その何倍も「いい言葉」を(みんなで)送ってあげたら変わってたかもな・・・

と思ってしまう。そういうポジティブな「気」でもって邪気を制するというか。

・・・もう、遅いのだけど。

だいたい、そんな具合になるくらいなら「逃げる」という選択肢を

選んでほしかったし、周りにもそれを勧めて欲しかった。

動物でも、虫でも、身の危険を察知すれば逃げるのだ。

虐めで自殺をする子供・苦境に立ち自殺する人にも言いたいが、

動物でも逃げるんだから、逃げることはカッコ悪くないし、

本能だし絶対的に正しいのだ。



話は戻るけども、「テラスハウス」にせよプロレスにせよ

あれは「演じてるんだから」なんて、それを市井の人に言っても伝わらないか。

正月の新日本プロレス大引けの大団円直前にKENTA選手が乱入したときも

マジで怒るプロレスファンがいっぱいいるくらいなんだから。

プロレスファン「ですら」だから。いい意味でも、悪い意味でも。

わたしなんて「ミスター高橋本」が出て、ようやくプロレスとはなんなのか

それを知ったくらいです。

プロレス的視点を世間・テレビの視聴者(特に若者)に求めるのは難しいです。

昔、川崎麻世とカイヤが「恐妻家とその尻に敷かれる夫」で売っていたが

カイヤが「世間は、あれが全てだと思っている。仕事になるから演じていた」

と後に言っていた話は有名ですが、そういうこともあるんですよ、と。

川崎麻世なんて、あの最中、わたしの行きつけのキャバクラの常連だったし。

あと、フジテレビ。

月曜日、他局のワイドショーはそれなりに時間を費やして報道していた。

驚いたのは「バイキング」。

冒頭の数分でさらっと触れたあと、すぐさま韓国のク・ハラさんとかいう

タレント(この人も自殺)の話題になって、そっちを長々とやっていた。

おたくの局が起因したことだから、触れづらいのもわからんでもないけど

それじゃ、いかんだろ!っていう。。。気味が悪かった。

テラスハウスの打ち切りは当然として、

何か根本的にフジテレビはズレてるんじゃないか?

と憤怒していたら、後日、当事者としてより詳細に伝えるそうだ。

当たり前だよ!!


あと、コロナ禍のなかで試合ができなかったりとかで木村花選手も

発散できる場がなかっただろうし、それこそ誹謗中傷をする側も心理状態が

より悪い方に向かっていたかもしれないし、そういう面もあったのかな・・・とか。

「たられば」を言っても、彼女は帰って来ないけど。


長々と書いてしまいましたが、木村花選手に言葉の刃を向けた人間は

きっちり法の下で裁かれて欲しいし、

死んでから動くのでは遅いのだけど、これを機に法整備も進められることを願う。

とにかく、どうして・・・といまだにモヤモヤしているんです。

本当に輝かしい未来があったはずだから。

この手の追悼動画を海外のファンも作っている。

海の向こうでも愛されていたんだよ。

最後に、誹謗中傷を「表現の自由」の括りで語る人いたけど

誹謗中傷は「言論の自由」ならまだしも「表現」ではないだろうよ。