あの、感動的な森君の勝利から２か月。
わたしはオートレースファン歴まだ２年に満たない新参者ですが、
あの日の森君の話になると、どうしても言いたいことが２つある。
ひとつは、森君は「ＳＧ日本選手権」を勝ったことで「日本一」と
報じられたわけですが、競馬でいうなら「ダービー」か「ＪＣ」を
１回勝ったようなもんです。それはそれで凄いんですが、
森君は「日本一のオートレーサーになった」とは言えないんです。
ランクで言うと今期はＳ級（最上位ランクグループ）の２５位。
Ｓ級は凄いけど上に２４人いるし、実質日本一の青山周平選手や
天才・鈴木圭一郎選手のほうが、もっと凄いわけですよ。
そりゃあ、テレビやマスコミは「森、日本一」と言いたくなるし
その方がわかりやすく世間受けするのは重々承知ですが・・・。
日本選手権の格がそう言わしめているんですけどね。
もうひとつ、これはあのレースがいかに奇跡的だったか。
森君を否定するわけではないです。むしろ褒めます。
オートレースは基本的に、抜きつ抜かれつという展開は
あまりありません。抜かれたら挽回は基本厳しい。
上のレース動画を観て欲しいんですが、逃げたのは圭一郎選手。
それを追うのが森君でした。
そして残り６周で森君は後ろから荒尾選手に抜かれます。
このとき、多くのオートレースファンは森君の勝ちはないと
思いました。何故なら展開的に抜き返すことは厳しいから。
しかも前２人は、Ｓ級２位の圭一郎選手、Ｓ級３位の荒尾選手。
もう、この２人のどっちが勝つか・・・だと。
しかし、残り５周の４コーナーで、荒尾選手に抜かされた
圭一郎選手と荒尾選手が接触転倒。
腕利きの２人がまさかまさかの競走中止。
この奇跡的な事故があり３番手を追走していた森君はトップに立ち
そのまま１着ゴールしたわけです。
まあ「たなぼた」と言う人もいますが、３番手で諦めずに追走した
ことが勝利に繋がったわけです。
３番手を死守していた森君が凄かった、と。でね・・・わたしは
「諦めなければ、人生何が起こるかわからない」
まさに、それを教えてくれたレースだったような気がするんですよ。
先日のＭ１グランプリの錦鯉しかり。
これが言いたくなるんです（うっとうしいよね）。
レース後のインタビューとか、元ＳＭＡＰのメッセージとか
色々報じられましたが、本当にオートレース界にとっては
華やかなビッグニュースだったなあと、しみじみ思うわけです。
オートレースの事が世間に届くなんて滅多にないでしょう。
ただ、ひとつ言うなら、オートの事がこんなに世間に届いたのは、
もしかしたら、それこそ森君がデビューした時以来なんじゃないかと。
それは、ちょっと考えないといけませんよ。関係者さん！とも。
「スーパースター王座決定戦」決勝戦＠川口オートです。
あらかじめ資格のある１６人が４日間のトライアルで競い、
ポイント上位８名が決勝戦、３１日の最終レースに乗れます。
漏れた選手は最終前々の１０レースに回ります。
森君も、この１６人に入っています。
森君は今日の結果次第で決勝にいけるかどうか。現在１１位。
注目は、女子レーサーの佐藤摩弥選手が決勝に行けるかというのも。
去年は決勝行けたんですよ。わりと美人で強いんです！
ランクはなんとＳ級１０位！ 上に男９人しかいない！
全部で４００人くらいいる中で。
※追記、佐藤摩弥選手は決勝進出。森君はダメでした。。。
あと、青山周平選手と鈴木圭一郎選手、トップ２のライバル争い。
これがアツい！
この２人はちょっと抜けてます。
この２人が競うと抜きつ抜かれつなんてシーンもあるんです。
決勝進出は当確です。
あとの選手も実力者、名選手ばかり。
例えば、永井大介選手は競馬で言うと横山典さん。本当にそっくり。
何が？ 見た目じゃないです。それは察してください（笑）。
ヒント：ノリポツン、永井ドライブ。
発走時刻は１７時過ぎかな？
YouTubeで観られるので騙されたと思って一度観て欲しいですね。
っても、大晦日は飯塚ミッドナイトオートもあるんですよ。
２０時頃～２３時３０まで。YouTubeで視聴可。
実質、全公営ギャンブルのオーラスはこれ。
わたしはＲＩＺＩＮ観ながらミッドナイトオートも観て過ごします。
今年一年、当ブログを読んで下さり有難うございました。
大変な年でしたが、来年は皆さんにとっていい年になりますように。
新年明けたら「最新！ 東スポ調教採点活用法」から書き始めます。
