かかりつけの内科の先生は、某一口馬主の会員でいらっしゃる。
過去には有名な馬の名付け親になったりしている。
先日、お話した際「いまは何頭持っているんですか?」と聞くと
「一頭だけなんですけど、馬名がねえ・・・」と渋い顔。
素敵な馬名の名付け親である先生からすると
他の誰かが付けたその馬の名前はイマイチらしく。
よく競馬仲間と雑談するなかで
「もしも馬主になったら、どんな名前をつけたい?」という話になる。
わたしなら、みんなに愛されて覚えて貰えるような名前がいいなあ。
日本人の名前系は好き。
実在する馬で言えば「ヨシオ」「シュウジ」「サヤカチャン」とか。
逆に絶対に付けたくないのは「別の動物の名が入ってる」系。
「ブルドッグボス」「〇〇クロヒョウ」「〇〇クロマグロ」とか。
いや・・・・馬じゃん・・・って。まあ、これは好みですけどね。
「タランチュラホーク」蜘蛛と鷹。いや、実はこれ蜂の名称なんです。
ってややこしい。ん~~だから、馬なのよ!
あと、厩務員さんとか世話する人が呼びやすい馬名がいいですよね。
「ヨシオさん、おはよう」
なんて現場を想像すると微笑ましい。
2020年の「シゲル〇〇」の2歳馬の馬名は役職シリーズだという。
シゲルヒラシャイン、シゲルマドギワゾク、シゲルソウダンヤク・・・
この馬主の場合、これがネタというか、様式美で、
ただ、本当に金持ちの道楽って感じが全面的に出ちゃっている。
そうそう、ふざけた馬の名前を見ると
「馬主って、やっぱり金持ちの道楽なんだよなあ」
っていう、庶民(私)からすると隔たりの世界・センスを感じるわけです。
大金使って悪ふざけ、大金使ったギャグ、それをしなくてもいいのにする的な。
よく、そんなことするなぁ・・・って。
先日、大井競馬に行ったとき「チャーハン」って馬が出てて
若い女子はキャッキャ言って応援していた。
まあ、これはわかりますけどね。愛される感じもあるし。
浦和には「エダマメ」がいる。「マメちゃん」って呼ばれてそう。可愛い。
でも、例えば「レマンコ」はどうよ? いくら「湖」って言っても・・・
今は南関で走ってるけど高知で走っていた時は
別府麻衣騎手が乗ってた。所属がころころ変わっていたけど
実父の厩舎が管理していた時期もあった。馬主が乗せたんだろうよ。
レマンコに乗る娘を見る気分ってのは、いかがなものだったのか。
佐賀には去年まで「キンタマーニ」ってのも走っていた。
念のため「キンタマーニ」はバリ島の観光スポットの名称だ。
いや。。。でもさあ。。。みんな笑うけど。。。やっぱりさあ。。。
こういうのが「金持ちの道楽!」感ですよ。まさに。
もちろん、目くじら立てて「けしからん!」って言うつもりはなくて。
そんなの馬主の自由だからね。
ただ、前出の先生も言ってた。
「やっぱり自分の犬・猫に名付けるように大事に名付けて欲しい」
そもそも、変な名前の馬って出世する気がしないんだよね。不思議と。
今年も当ブログを訪れて下さり有難うございました。
明日からの2020年も宜しくお願い致します。よいお年を!