悪癖競走馬研究所

その馬、本当に買って大丈夫? その馬の悪癖はちゃんと知ってる? 悪癖を持つ競走馬を知れば競馬はもっと楽しくなる。たまに雑談を書いています

【船橋】クイーン賞・回顧

船橋は走路の大改修を行ったとのこと。

砂をオーストラリア産にし路盤の素材を石灰石ダストに変えた。

そして水はけがとてもよくなったと。

砂圧は12㎝にしたのが記憶に新しいが、そのまま深い12㎝。

直前のレースを見ていると、稍重にしては時計が遅い。

雨で時計が速くなるという馬場ではなさそうな・・・。


12.5-11.5-12.4-11.9-12.7-12.6-12.8-13.6-14.4(1.54.4)曇・やや重。

上がり3F 40.8 上がり4F 53.4 前半5F 61.0 H~M

ラスト2Fの時計のかかり方が顕著。

参考)ちなみに去年の勝ち時計 1.51.4 不良

1着テリオスベル、大外枠からのスタート。

出ムチを入れられて前へ。過去数戦と違い行き脚つく。

そのままハナを奪う勢いで2角終わりでハナに。

陣営は3角先頭くらいで・・と語っていたので意外。

そのまま逃げ切った。

グランブリッジに最後詰め寄られたが3着以下は千切る。

盛岡や門別で見せた捲り戦法でもスタミナは伺い知れた。

今回は船橋新砂も苦にすることなく、

むしろ力を要す分、味方につけられたのかもしれない。

大外で前に馬がいない分、すーーっと行けたのもあるか。

2着グランブリッジ、最内スタート。行く馬をいかせて4番手。

向正面でリネンファッションが脱落し前の有力2騎と勝負に。

34角で詰めていき、4角過ぎでショウナンとは決着付ける。

直線勝ち馬との差がなかなか詰まらず。

それでも最後は迫っていた。

斤量は54キロと若干恵まれていたが船橋新砂でも頑張った。

3着ショウナンナデシコ、リネンファッションを先に行かせる。

2角で外から勝ち馬が捲ってきてハナに立ったところで、

このまま楽に行かせては・・とリネンを交わし番手追走へ。

軽快に逃げる勝ち馬、後ろから来る2着馬と違い、

34角で早くも手応えが怪しくなる。

4角出口で2着馬に交わされると、なんとか流れ込むように3着。

2着馬とは7馬身差、勝ち馬とは1.9秒差。

吉田隼騎手「春に比べると頑張って走っていない感じがする。

2番手で動ける位置にいましたが動けませんでした」

気持ちの問題か? こうなるとなかなか復活は難しい。

4着ホウオウピースフル、パドックでは落ち着いていた。

道中は先行集団から離れた5・6番手追走。

明らかに有力3頭とは勝負になっていない位置取りで、

勝負所の34角でも差は詰っていなかった。

それでも、なんとか中央馬の元値で4着。

3着のショウナンナデシコから7馬身差。

勝ち馬からは3.3秒差。

勝負にはなっていないが、ダートがダメではない感じ。

まして初のダートが新装船橋の深い砂(稍重も時計を要す)

それを考えれば、他場の砂ならもっと上に来る可能性はある。

もう一走見て判断したい。