さあ、競馬業界的には６月からが新年度。
３歳馬が古馬に混ざって走るようになりました。
ここで対象にしているのは「２勝クラス以上」の全レース。
２勝クラス以上は全て一括りにしています。
３勝クラス、オープンと分けて分析はしていません。
ハンデ戦・別定戦・定量戦、全て一緒にして最終的に数字を出します。
６月、２勝クラス以上の３歳馬の成績は以下【1着.2着.3着.着外】で表記。
別定・定量＝10.6.5.11 ハンデ戦＝4.2.2.6 トータル＝14.8.7.17（全46頭）
勝率0.304 連対率0.478 複勝率0.630
今年の３歳馬は強い・・・そんな声が競馬関係者から聞こえてくるのですが、
これは毎年言われているような気がするんです。特にこの時期。
数頭勝った馬だけを見て、印象で語ってしまうという。
大事なのは数字の裏付け。
でも、このデータを採って３年目になるんですが、今年は強烈な違和感。
確実に３歳馬やれている！ 印象だけではない。
調べると去年（６月）は・・・
別定・定量＝4.3.4.20 ハンデ戦＝2.1.0.8 トータル＝6.4.4.28（全42頭）
勝率0.142 連対率0.238 複勝率0.333
ついでに一昨年（６月）は・・・
別定・定量＝8.7.4.24 ハンデ戦＝0.0.0.5 トータル＝8.7.4.29（全48頭）
勝率0.166 連対率0.312 複勝率0.395 でした。
こうして数字を見ると明らかでしょう。今年の３歳馬の成績がいいのは。
勝率なんか倍違うんだから。ハンデ戦も去年、一昨年に比べていいし。
次は１勝クラスの勝率を見てみましょう。
これは１勝クラス１レースにおいて３歳馬が勝つ確率です。
６月の勝率0.716。（全67レース ３歳馬の勝利＝48）
これも、去年、一昨年を比較してみましょう。
去年は勝率0.776。（全67レース ３歳馬の勝利＝52）
一昨年は勝率0.700。（全70レース ３歳馬の勝利＝49）
１勝クラスは去年に比べると劣りますが、こんなもんかと。及第点。
２勝クラス以上は過去２年に比べ成績がいいのに、
１勝クラスはそこまででもない、、、という不思議。
まだ新年度１発目の分析なので、なんとも言えませんがね。
少なくとも現時点で言えるのは、２勝クラス以上の３歳馬は
今年は積極的に買い（抑えておけ）ということです。
