悪癖競走馬研究所

その馬、本当に買って大丈夫? その馬の悪癖はちゃんと知ってる? 悪癖を持つ競走馬を知れば競馬はもっと楽しくなる。たまに雑談を書いています

【大井】帝王賞・回顧【外れ】

12.1-11.6-12.1-12.5-12.5-12.3-12.3-12.9-12.0-12.4(2.02.7)

前5F 60.8 M~H

1着テーオーケインズ、スタートして前に行くかと思いきや

意外と落ち着き、前に4頭を行かせる運び。折り合いはついていた。

しかも、ずっと最内を周る経済コースがよかった。

3角で他馬が勝負にじわっと来た時も内で落ち着いていた。

コーナリングを活かして位置を上げ無理せず直線を向くと前が開いた。

そこを一瞬にして抜け出す。この相手で2着に3馬身差。完勝。好騎乗。

2着ノンコノユメ馬なりで道中後方前。後ろには勝負にならない3頭。

3角で実質最後方(前述3頭除く)。最内で周ってきて4角~直線で

外に出す。直線前がいたために外に出すのに手間取った。

6頭分ほど外に出て進路を見出すと末脚一閃。クリンチャーを交わした。

この面子で2着。9歳で天晴れ。真島騎手の思い切った騎乗。

真島騎手「休養してフレッシュさが戻っていた」と。

3着クリンチャー、大外枠から4番手先行。12角は4頭分目を周る。

34角も4頭分目。4角で前を捕まえにかかる。直線は5頭分目。

2着はあるかと思いきや、ゴール前でノンコに交わされた。

コーナーで他の馬より大きく周っている分のロスは大いにあった。

地力は見せたし内容的には十分。ルメール騎手「右回りは上手」。

中央G1は左回りだけに、今後の目標は東京大賞典か。

4着ミューチャリー、道中はノンコの前でひと呼吸速い競馬。

ほぼ同列のオメガパフュームについていく競馬だった。

34角は3頭分目。直線は4頭分目で脚を伸ばす。

オメガとほぼほぼ同じ脚色。

御神本騎手「ちょっと窮屈になって脚を余してしまった」と。

5着オメガパフューム、スタートして行き脚はつかずに中団後ろ。

向正面で中団外に。34角は4頭分目。直線は7頭分目。

前を捕えることができない。今日の馬場だと外を回しても・・・。

デムーロ騎手「34角はズブかった。直線外に出しても伸びなかった」。

6着チュウワウィザード、道中はテーオーについていく。6番手。

34角で3頭分目で周ろうとしたが、ここで挟まれていたか?

位置取りが下がった。直線は最内に入れて脚を伸ばしたが、

4角手前で位置が悪くなった分が響いた。

7着オーヴェルニュ、出して行かずとも3番手に。

1角で外からクリンチャーが来た時に少し力むような仕草。

それでも折り合いはついて進めていた。34角は3頭分目。

直線向いたときに外からクリンチャーが被せてきて残り200までは

なんとかもっていたが、そこから脱落。

中京が得意コースで爆発したが、ここではイマイチだった。

8着マルシュロレーヌ、道中テーオーケインズの後ろ。中団。

最内で周る。34角で少し外に出す感じで直線に向き

※この時にチュウワの進路を少し妨げた感じに。

56頭分外に出して追われるも伸び脚なく。

ノンコくらい覚悟を決めて競馬をしていれば違ったかも。

少し色気を持ってついて行ったように見えた。

9着ダノンファラオ、逃げるカジノFをぴったり外でマーク。

終始2番手で進める。34角で少しカジノに置かれそうに。

ここで川田騎手の手が動いた。直線は残り250まで。

パドックでは首を使ってルンルンで外々を歩いていたし、

状態は悪くなかったはず。どういう形だと頑張れるのか・・・。

そこまで速いペースではなかったし。

10着カジノフォンテン、逃げた。外からダノンFの圧は受けていた。

直線向いてすぐに内からテーオーに掬われる。

ダノンFとともに残り250あたりで力尽きる。

数字的にはそこまで速いペースではない。

張田騎手「ペースはきつかったが、ここまで負ける馬じゃない」と。

さらに「暑さに弱いことろもあったのかも・・・」と。初耳。

きついと感じていたのは、やはり圧のせいもあっただろう。

目標にされる分の不利はあったように思う。