ここで対象にしているのは「2勝クラス以上」の全レース。
2勝クラス以上は全て一括りにしています。
3勝クラス、オープンと分けて分析はしていません。
ハンデ戦・別定戦・定量戦、全て一緒にして最終的に数字を出します。
4月、2勝クラス以上の4歳馬の成績は以下【1着.2着.3着.着外】で表記。
別定・定量=39.32.28.243 ハンデ戦=12.8.7.54 トータル=51.40.35.297(全423頭)
勝率0.121 連対率0.215 複勝率0.298
でした。
ちなみに3月(前月)は
別定・定量=27.29.21.160 ハンデ戦=10.6.4.40 トータル=37.35.25.200(全297頭)
勝率0.125 連対率0.242 複勝率0.327
4月は3月よりも勝率、連対率、複勝率が大きくダウン。
とはいえ総出走数が100以上も増えたので、こうなるのも当然です。
1着枠、2着枠、3着枠と、議席数は常に一定(3つ)なんですから。
さて、去年との比較ではどうか。
以下、去年の4月のデータです。
別定・定量=35.25.29.207 ハンデ戦=8.7.5.36 トータル=43.32.34.243(全352頭)
勝率0.122 連対率0.213 複勝率0.310
こちらは連対率のみ若干今年が上。
こちらも今年の方が総出走頭数が多い。70頭も違う。
なので4月は一気に数字が悪くなった・・と一概にも言えないのです。
では、世代アベレージを長期で見るとどうでしょう?
以下は22年6月~23年4月のトータルです。
別定・定量=295.235.171.1230 ハンデ戦=70.47.42.259 トータル=365.282.213.1489(全2349頭)
勝率0.155 連対率0.275 複勝率0.366
そして、以下は21年6月~22年4月のトータルです。
別定・定量=262.202.171.1248 ハンデ戦=53.37.37.262 トータル=315.239.208.1510(全2272頭)
勝率0.139 連対率0.244 複勝率0.335
トータルで見るとやはり現4歳世代が上のまま。
勝利数だけを見でも「50勝」も違いますから。
全出走頭数も今年が80頭ちかく多い。
つまり、勝ち上がってきた4歳馬の頭数もそれだけ多いということ?
次は1勝クラスの勝率を見てみましょう。
これは1勝クラス1レースにおいて4歳馬が勝つ確率です。
4月の勝率0.723(全65レース 4歳馬の勝利=47)
3月の勝率0.725(全51レース 4歳馬の勝利=37)
4月は前月とほぼほぼ変わらない勝率でした。
ちなみに去年の4月は・・
勝率0.788(全52レース 4歳馬の勝利=41)でした。
去年と比べると落ちていますね。
既にあらかた勝ち上がる力のあった4歳馬は勝ちあがっている・・
ということかもしれません。
つまり、今月勝ち上がった1勝クラスの馬はレベル的に
たいしたとこない面子の中で勝ち上がってきていそうなので
2勝クラスで即通用となるとどうだろうか・・・
という仮説も立てられるかと。検証はしませんが。
では、22年6月~23年4月のトータルはというと・・
勝率0.740(全730レース 4歳馬の勝利=540)
で、21年6月~22年4月のトータルも見ると・・
勝率0.768(全698レース 4歳馬の勝利=536)
1勝クラスはここにきて4歳馬の勝利数が落ちてきていて
その影響から、今年トータルの数字も落ちました。
去年の方が1勝クラスの数字はいい。
2勝クラス以上とは逆ですね。
あと、前述したこれ・・・
>「つまり、勝ち上がってきた4歳馬の頭数もそれだけ多いということ?」
勝ち上がった4歳馬の数は今年も去年もほぼ変わらなかった。
正直、これが何を意味するのか?というところまでは
わたしの脳ではわかりません(放棄)。
さあ、この4歳馬成績分析も来月で年度ひと区切り。
大勢は決した感はありますね。