今回で23年~24年期の3歳・4歳馬成績の分析はおしまいです。
来月からは新馬戦が始まるので、新しい期となります。
現4歳世代の数字で見る強さは最終的に果たしてどうだったのか?
ここで対象にしているのは「2勝クラス以上」の全レースです。
2勝クラス以上は全て一括りにしています。
3勝クラス、オープンと分けて分析はしていません。
ハンデ戦・別定戦・定量戦、全て一緒にして最終的に数字を出します。
5月、2勝クラス以上の4歳馬の成績は以下【1着.2着.3着.着外】で表記。
別定・定量=31.22.26.210 ハンデ戦=6.8.9.53 トータル=37.30.35.263(全365頭)
勝率0.101 連対率0.184 複勝率0.279
ちなみに前月(4月)は・・・
別定・定量=33.32.26.187 ハンデ戦=5.8.7.41 トータル=38.40.33.228(全339頭)
勝率0.112 連対率0.230 複勝率0.327
今期最後の5月にして数字は前月より3項目全部落ちましたね。
では、去年との比較ではどうか。
以下、去年の5月のデータです。
別定・定量=33.25.25.188 ハンデ戦=9.10.4.57 トータル=42.35.29.245(全351頭)
勝率0.120 連対率0.219 複勝率0.302
3項目全部、去年のほうが約2分くらい上。
では、世代アベレージをトータルで見るとどうなのか?
以下は去年6月~今年5月のトータルです。
別定・定量=307.247.219.1508 ハンデ戦=53.51.47.325 トータル=360.298.266.1833(全2757頭)
勝率0.131 連対率0.239 複勝率0.335
そして、以下は一昨年6月~昨年5月のトータルです。
別定・定量=328.260.196.1418 ハンデ戦=79.57.46.316 トータル=407.317.242.1734(全2700頭)
勝率0.151 連対率0.268 複勝率0.358
これで数字確定です。
去年の4歳と今年の4歳では、去年の4歳のほうが強かった。
では、年代別に見るとどうなのか。
現7歳世代の4歳時 勝率0.131 連対率0.240 複勝率0.323
現6歳世代の4歳時 勝率0.133 連対率0.235 複勝率0.328
ということで、序列としては以下。
現5歳世代>>>現4歳世代>現6歳世代>現7歳世代
という結果になりました。
今年の4歳世代は弱いとよく言われますが、実はそこまででもない。
単に現5歳世代が強すぎた・・という。
あくまで同時期(3歳~4歳時)集計、現時点での話です。
現4歳世代はまだ上積み・成長余地があり将来的にはわかりません。
次は1勝クラスの勝率を見てみましょう。
これは1勝クラス1レースにおいて4歳馬が勝つ確率です。
5月の勝率0.627 (全51レース 3歳馬の勝利=32)
4月の勝率0.776 (全58レース 4歳馬の勝利=45)
3月の勝率0.719 (全64レース 3歳馬の勝利=46)
1勝クラスも今月はダメだった印象。数字落ちすぎ。
ちなみに去年の5月は・・・
勝率0.824(全51レース 4歳馬の勝利=42)でした。
去年との差が歴然。レース数も同じでこの差。
去年6月~今年5月のトータルは・・・
勝率0.733(全778レース 4歳馬の勝利=570)
で、一昨年6月~昨年5月のトータルを見ると・・
勝率0.745(全781レース 4歳馬の勝利=582)
1勝クラスの数字も去年が上という最終結果になりました。
ということで、23年~24年の4歳(3歳)馬成績分析は以上。
何ゆえに世代間の強弱が出るのか、いまだに説明できません。
調教技術や馴致技術は日々向上しているでしょうし、
だとすれば、新世代ごとにどんどん強くなるはず。
が、結果はそうではない。
何が起因するのか? レースレベルで差が出てくるのか?
わからないので、こうして数字を出して検証する。
それしかないのです。
なんだかんだ、全ては数字に表れますから。