競馬と同じくらい野球も好きなんですが、たまには競馬以外の話を。
まあ、明日の浦和のメインの話でもと思ったけど、キタサンミカヅキから
タイセイラナキラとノブワイルドに流せば・・・って程度だから。
競馬の話しかできないんじゃ、社会性も保たれないし
他の話もできないと人生面白くないと思うので。
この季節、甲子園に向けた高校野球。
地方大会の決勝戦。
わたしは、なるべく決勝戦を現地やテレビで観るようにしている。
なぜか。
野球で最も残酷な試合だから。決勝で敗者になる立場を想って欲しい。
あと一歩。ほんの、あと一歩。夢が叶わない・・・。
甲子園の土を踏める球児は、野球人として「大いなる勝ち組」だ。
甲子園に行った経験は尊いし、一生語れる。それこそ周りの目も違う。
プロフィールに一行、付け加えられる。
転じて、あと一歩届かなかった決勝での敗者はどうか。
俺、都大会の決勝で負けたんだよ。
と言われても「へえー、惜しかったね」でたいがい終わりだ。
極端な話、地方予選初戦敗退と決勝敗退、はたから見れば大差はないのだ。
むしろ、決勝敗退のほうが初戦敗退より「あと一歩」の分ダメージがでかい。
マウンドにできる歓喜の輪。うずくまり嗚咽する球児。
これ以上ない対照的なコントラスト。
天国と地獄、、、、、地獄とまでは言い過ぎか。
プロ野球では見られない、まさにその瞬間を見るのが堪らないのです。
目を向けるのはほぼ敗者のほう。決して笑うのではない。
心のなかで「君たちの人生はこれからだ」と声をかける。
そしてまた、決勝戦は本当にいい試合が多いんですよ。
接戦、逆転、サヨナラも多い。やはり彼らの執念がそうさせるんでしょう。
正直、甲子園本戦はそれほど熱を持って見られない。
甲子園で敗れ泣く球児には「泣くな、十分勝ち組だろ」と言いたいほど。
今週の土日は、西・東東京都大会(わたしは東京在住)の決勝があるんです。
この話、明日も続けさせて頂きます(笑)。